HIDEのPhoto BLOG

北国での日々の生活や個人旅行を写真でお知らせします。


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Category: ギリシア(2012ユーラシア大陸横断の旅)   Tags: ---

『禿爺のユーラシア大陸横断の一人旅』旅行記、ギリシャ、アテネ編

11月11日、とうとうやって来た、外は白一色だ、朝起きてから今午前11時、雪が降り続いている、もう積雪は15cmを越えている。

ギリシャ、アテネ(GREECE Athina)

テッサラニキ駅前。

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2012、10、15 午前9時過ぎにソフィアを出たバスは午後5時過ぎに国境を越えてギリシャの地方都市テッサラニキに着いた。バスの終点から道路を挟んで鉄道駅が見えていた。

この駅で6時頃から11時まで時間を過ごした。どうも駅近辺の雰囲気が険悪だ、町には出ないで駅内のレストランなどで時間を過ごすことにする。

前日にEuropean Rail Timetableでテッサラニキからアテネまでの列車は確認している。すぐ駅の窓口に出かけ夜行の列車で移動することにした。夕方乗って朝方到着とすればユースの一泊は省略できる。23:00発05:05着である、時刻表に寝台マークが無かったが、窓口で聞いてみるとやはり寝台車は連結していないとのこと。椅子に座っての夜明かしになった。疲れ切って朝5時にアテネのラリーサ駅に到着した。

駅到着が16日の早朝だったので駅構内で地下鉄が動くまで待っていたが9時過ぎになっても地下鉄のシャッターが上がらない、地下鉄入り口近辺に多くの人々がシャッターを空くのを待っている。近くの人に聞いて見るとストライキの様だ、こんな事は頻繁にあるとのこと。シャッターが上がったのは昼近くの11時頃だった。

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アテネで泊まったユースはあのパルティノンの丘の真下、お土産屋やレストランが並ぶ繁華街の小道のど真ん中にあった。写真の丘がパルティノンの丘。

10月16.17.18日の3泊 Students & Travellers inn Basic 8bed mixed Dorm 1泊12ユーロ、1.140円
その後サントリーニ島に移動して3泊して再びアテネに23日に帰って来て、またここに1泊した、計4泊。

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翌日、17日からこの街を歩き回った。

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アテネの郊外に行くために、近郊電車も乗り回した。港に行く為に乗った電車の駅。電車は落書きだらけ。

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パルティノンの丘、この丘の下に博物館が有り、発掘された遺物が展示されている。

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パルティノン神殿は、あちらこちらで修復工事中、工事の足場が乱立しており、少々興ざめだった。丘に上がる階段状の道は観光客で混雑。

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丘の上に上がる道の途中にある、円形劇場。

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パルティノンの丘からアテネの町を望む。

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18日ゼネストのデモ隊と機動隊の衝突現場に巻き込まれる

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10月18日、明日のサントリーニ島への移動の為、郊外の港に行くつもりで、シンタグマ広場に行った。この広場から地下鉄に乗って港まで行き、19日のフエリーのキップを買っておこうと思ったからである。

10時過ぎに行ったのにまた地下鉄入り口のシャッターは閉まったままだ。またストライキの様だった。この広場の木陰にはいつも野良犬が3.4匹寝そべっている。ベンチに座って犬をかまってシャッターが空くのを待っていた。

11時過ぎ、この広場を取り囲む建物の通りから歌声が聞こえだし、広場に向けて旗を掲げ、歌を歌ったデモ隊が続々と入ってきた。私が休んでいた広場のベンチの周りにもデモ隊がだんだん増えてきて、その数数万の規模になってきた。

最初、広場の外側の少し高くなっている道に、丸腰の警官が数人デモを見ていた。全く険悪な雰囲気は無かったので、私もベンチに座ってデモの様子を見ていたが。ヒヨッと反対側の道を見ると、防毒マスク、盾、銃をもって重装備の警官が数十人、一列になって展開しているのが目に入り、ヤベー、と感じ近くのレストランに逃げ込んだ。

レストランでコーヒーを呑んでいると、突然大音響でレストランの窓ガラスがビリビリと震えだし、レストランの従業員があわてて、テーブルや椅子を持ってきた、入り口の内側ににバリゲートを築くきだした。

外では大音響がビルの谷間に反響している、それに混じってパチパチと豆がはじけるような音が切れ間無く連続して聞こえている。

レストランのマスターがやって来て、ここは危険なので、裏に従業員の出入り口が有り、そこから避難してくださいとのこと。

裏口のドアを開けてビックリした。今まで気がつかなかったが、ドアの向こうの小路は戦闘警察で埋まっていた。またその向こうの小路にはギリシャ国旗を掲げたデモ隊で埋まっている、どうやら政府を支持するデモ隊のようだ。小路に待機していた戦闘警察が一斉に広場に突入して展開した。一斉に催涙弾を発射する。

あのパチパチと豆がはじける様な音はこの催涙銃を発射する音だった。大音響は火炎瓶が炸裂する音だった。ギリシャ国旗を掲げるデモ隊から一斉に歓声と拍手が起こる、もっと催涙弾を発射して反政府デモ隊を蹴散らせと叫んいるようだ。でも、反政府デモ隊数万、政府側のデモ隊は自発的に参加しているようで統制もとれて居ず、どうも数千規模。

そのうちに広場から催涙弾の白い煙がこの小路に流れ込んできた。通りにいた野次馬もデモ隊も一斉に蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。私も小路から広場にでて必死に風上に逃げ出した。

そのときに驚くような光景を目にした。一方方向に一斉に逃げ出す数百人の人々に逆らうように、道の真ん中に立って物を売っている人があちこちに居る。見るとある人はぬらしたタオルを、ある人は防毒マスクを売っているのだ。私もこの防毒マスクを買った、下の写真が其れだ。3ユーロ、約300円。マスクの真ん中にキムコを入れた筒状の突起がある、玩具のような物だ、でも、このマスクをすると咳が止まった。しかし涙は止まらない。

這々の体で800m位い離れたユースに飛び込んだ。ここの小路までも催涙ガスの臭いが流れ込んできている。上空にはヘリが何台も飛び交っていた。

3時間後ヘリの音が聞こえなくなったので、性懲りも無くまた広場に出かけてみた。

広場を囲む建物の小路にデモの残党が数十人づつちらばって固まっている。しかし広場の中心には政府支持派のデモ隊が多数を占めていて、あちらコチラで、国旗を掲げ、ギリシャ正教の賛美歌を大音響で流し、ビールの空き箱を踏み台にしてアジ演説をしている。その周りには数百人の人々が集まって口論をしていた。

デモの強制排除が終わったようで、戦闘警察が一斉に整列して機動隊のバスに乗り込んで撤去をはじめた。そのとき、老婦人が警察の列に向かって飛び出していき、孫のような戦闘警察の若者の手を握って『良くやった』と言うように感謝と激励をしているのをみた。

周りを取り囲む群衆も拍手と歓声を上げ警察の撤去を見送っている。

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10月18日セネストのホースターが街中に貼られていたが、ギリシャ語がわからないので、デモに遭遇するまで判らなかった。

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重武装の戦闘警察。

話によるとギリシャでは労働者の25%以上も公務員が居るとのこと。これは、選挙がある度に当選者が自分を支援してくれた者を公務員に採用させる事が続き、増えた物の様だ。駅の窓口などで見ていると、キップ売りは初老の男性が1人。その後ろに何もせずにお茶を飲んでいる人たちが6.7人。こんなに公務員ばかりではする仕事も無いのだろう、それでも給与は保証されている。驚くべきは基本給に+される30%位の特殊手当などの優遇待遇だ。
おどろくべき手当も数々、定時出勤手当という驚愕すべき手当はその最たる物だ。手当を払わなければ誰も決められた時間までには出勤しないと言うことだ。

借金まみれで、外国から借りた借金の償還不能に落ち込んだ政府がこのような優遇政策の見直しを発表したことに抗議するゼネストだったようだ。労働者は金が無いのであれば外国から借りてくれば良いと言う。でも貸していたドイツは返してくれるアテモ無いギリシャにはもう貸せないという。ドイツの国民は我々が汗水垂らして働いたお金(税金)でギリシャの働かなで遊んでばかり居る人々を何で援助しなければならないのかとドイツ政府に不満をぶつける。

ギリシャ国内でもこの様な公務員の態度に不満を持つ人々が居ることが、今回の騒動で手に取るように判った。でも、一般に人々が最も不満に思って居ることは、彼ら公務員の態度より、ほとんど税金を払っていない超富豪層、特権階級に対する政府の態度のようだった。一説に寄ると数百人の超富豪者が国のお金の30%も握っていて、しかもほとんど税金を払っていないと言われて居る。

でも政府がこの富豪者の支援で政権を維持している現状では、なかなか彼らの懐に手を入れることが出来ないようだ。

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火焔瓶の火で焼け焦げたベンチ。

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催涙弾が炸裂した後。白い粉の跡が残っている。

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戦闘警察が乗ってきた装甲バス。

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私が付ている防毒クマスクは3ユーロ、玩具のような物でも咳は止まった。








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